・歯茎や舌でつぶせるかたさ
・噛まなくてもよいかたさ
の、大きく3つに分けられます。人によって機能の衰え方も様々ですので、まずは噛む力を見極めてから、介護食を作り始めてみましょう。
食べ物のかたさも大事ですが、やはり最も重要になるのは「栄養管理」です。とはいえ、栄養管理はそんなに簡単なものではありません。
例えば、骨を丈夫にする「カルシウム」。実はカルシウムだけ摂取しても意味がなく、「リン」や「マグネシウム」をバランス良く摂取しなければ、骨に吸収されることはありません。
その比率もカルシウム1に対し、マグネシウムは0.5、リンは1が最適なバランスと考えられています。また、カルシウムの摂取量は、50歳以上の男性の方であれば一人当たり、600mg〜700mg、女性の方であれば500mg〜650mgが目標値となります。
介護食の作り方の基本とも言える栄養管理とは、このような栄養素一つ一つのバランスや、最適な摂取量を理解することから始まります。
栄養管理を理解していなければ、バランスの取れた食事を作ることが出来ないため、手作りで介護食を作ると言うのは非常に難しいのです。
介護食の作り方には色々な方法がありますが、同時に手間や時間もかかってしまいます。
また、自宅内で最適な栄養管理を行なうのは非常に難しいため、「宅配食」を利用するというのもひとつの方法です。
宅配食であれば、難しい栄養管理も管理栄養士が考えた献立で安心出来ますし、何より介護食を作る手間が無くなりますので、その分の時間を別のことに回すことが出来るのでおすすめです。