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・審査の基礎知識

・審査って何?
クレジットカードは簡単に言えば、会員の信用を担保にして代金のツケと一括請求を提供するというシステムです。ですから必ずツケを支払ってくれるという信用が無ければ成り立ちません。

例えばAさんとBさんの二人がいます。
Aさんが知り合いのO氏の経営する店で合計5千円の商品を買おうとしましたが、持ち合わせが4千円しかありませんでした。O氏はAさんとの付き合いも長く、Aさんは裕福ではないですがツケは次回にしっかりと支払う誠実な人であることを知っていたので千円をツケにしてあげました。
BさんもO氏の店で商品を買おうとして、持ち合わせが千円足りませんでした。O氏はBさんとの付き合いも長く、Bさんが裕福であることを知っていましたが、O氏は近所の飲食店経営者から「Bさんが合計1万円のツケをなかなか払ってくれない」という話を聞いていたので、「Bさんはほかの店でツケを支払っていないのに自分のところで払ってくれるのか?」と思い、ツケにしてあげないことにしました。

このたとえ話でAさんがツケにしてもらえて、Bさんがツケにしてもらえなかった違いは、O氏から見た二人の信用の度合いです。もちろんO氏がAさんにツケにしてあげられる限度もあり、たとえば5千円までをツケにしてもいい限度だと心の中で思っていた場合、1万円をツケにしてくれと言っても断るでしょう。

この例と同様にクレジットカード会社は、会員申し込みをした人が信用できる人間か、どの程度信用できるのかを測らなくてはいけません。そしてそれが審査というわけです。クレジットカードの審査では資力(支払い能力)・資産(担保)・性格(支払い意思)という3つの点を見られ、この3つを「クレジットの3C(Capacity-Capital-Character)」と呼びます。

・実際の審査
審査では、最初に『スコアリング』で大きくふるいに掛け、次に人間の目で見て確認し、OKが出ればカードが発行されます。スコアリングとは点数付けを指し、個人情報の項目ごとに点数を付けるものです。スコアリングの点数でカード発行の可否を決定します。

スコアリングの基準となるもののひとつが『属性』です。「年齢・住居・職業」等といった審査項目の中で、審査を受ける人が分類されるものを『属性』と呼び、その良し悪しを『高い・低い』と呼びます。例えば職業の項目では「学生」「アルバイト」などは低い属性、「(優良企業の)サラリーマン」であれば高い属性と言うわけです。また個人の属性すべてを合わせて「属性が高い人」「属性が低い人」というように呼ばれています。

スコアリングにおけるもうひとつの基準となるものが『クレジットヒストリー』です。クレジットヒストリーとは、クレジットカードの利用実績のことで、カード会社は自社の利用実績があれば社内データを参照しますし、他社の利用実績は『信用情報機関』にあるデータを取り寄せて見ます。クレジットヒストリーが良好であればスコアリングに加点されますが、過去に支払い遅延などがあった場合はスコアリングの点数が大きく減点されてしまいます。さらにカード残高を踏み倒してカードの利用停止処分を受けた場合は、スコアリングの点数は0になります。こうなるとどのカード会社のカードを申し込んでも確実に審査に落ちてしまいます。

スコアリングは、入会時に提出される個人データとクレジットヒストリーをもとにコンピュータで自動的に算出されますが、最終的には審査を行う担当の社員がいておかしなところが無いかチェックします。スコアリングで高い点数を出しても、社員がみて不審な点がある場合は審査に落ちる可能性があります。

・審査の難易
スコアリングの採点方式は、カード会社によって異なりますし、カードの種類によって合格ラインの高低もあります。カードの審査に落ちた場合は、ほかのカード会社に申し込んでみるか、フリーター向けのクレジットカードなどのよりランクの低いカードを申し込んでみましょう。

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